15歳の終わりごろの詩 (つとむのニコニコホームページより)
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「メリークリスマス」
終らせるためにきた海で
砂浜で笑っているのは僕の警察官と
僕の政治家と 僕の体育教師
やっと出会えた僕たち四人は波打ち際で仲良く遊び
僕と僕のむさ苦しい体育教師はくちづけを交し合う
二人の唇の震えがやがて大きなうねりとなって
感情を持ち始めるのを 僕たちは見上げてた
僕の会社員 僕の学生 僕のソーシャルワーカー 僕の漫画家
僕の野球選手 僕のフリーター 僕の校長 僕の本屋 僕の医者が
この空でキラキラと輝いている
大人達がすばらしい景色に立ち止まったりしないのは きっと
一年中 恋をしているからではないのか?
「シルシ」
洗面所で歯を磨いていた僕は気づいてしまった。 「シルシ」に。
背中の隅の隅。おしりの上あたりに多分 クローバーのマークが
しっかりついていて その中には
「あいしてら」と書かれているんだぜ。
でもそれは 僕からは決して見えない位置についていて
僕が首をグリングリン回しても
ちっとも見えない。 だけど
僕が女の子と二人で裸になったとき
それは彼女にだけ見える。見ることができる。
そして彼女は口に出す。口に出すことができる。
「あ・い・し・て・ら」と。
「強い国」
僕はじつは人じゃなくて国だったんだ
僕は山ではなく
そして川でもなく
そして嫁でもなく
僕はじつは人じゃなくて国だったんだ
それに気付くと 物、それ自身が
ムクムクと膨らみ始め
僕と同じ大きさで
僕の中に散らばっているのが感じられる
まるでダムのように全ての部屋から欲望が流れだす
全ての関係より僕は大きくなって
それとそれの差異や それとそれの類似よりも大きくなったから
僕は鼻糞をほじりながら
農業を投げ捨ててもいい
外国人に無理やり納豆を食べさせ続けてもいい
だから僕は劇場かなんかを乗っ取り
劇団員を押しのけ
舞台を幾分狭くなったと感じながら
主役のセリフを吐き続けるのである