2005年10月22日
地下鉄の出口から地上に出るとちょっとした人だかりが出来ていた。
何があるのだろうとのぞき込んでみると一人の若い男が地面に這うようにしてチョークで文字を書いてる。
わたしはきょうあさから三日 何も食べていません
お金がないのでパンもかえません
おなかがすいてうごけません
こんなようなことがこの後も何行か書かれていたように思う。
男はどこか体が不自由のようでそのためかチョークを持つ手も震えているようだった。
5才くらいの女の子が彼の前に小銭を置き、若い母親の元へ急いで戻った。
他にも何人か彼の前に小銭をおいたようだった。
私はそのままその場を離れた
このなんでもない事柄を10年以上たった今でも時々思い出すのは
「わたしはきょうあさから三日 何も食べていません」
という言葉の味わいのためだと私は思う。
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